頑固猫の小さな書斎

世界史とお茶を愛する猫の小さな部屋

アケメネス朝・アルサケス朝・サーサーン朝関連文献一覧
随時更新予定
書名 概説 お薦め度
The Cambridge History of Iran 3 1983年出版であるが現在でも基本文献である事は間違いない。
王書―古代ペルシャの神話・伝説 (岩波文庫) 岡田先生による抄訳。全訳を誰か出してくれ。
西アジア史〈2〉イラン・トルコ (新版 世界各国史) 日本語のイラン通史となるとこれくらいか。
ゾロアスター教 三五〇〇年の歴史 ゾロアスター教の入門書として必読。
ゾロアスター教論考 上記を読んだその次に読むべき本かな。
古代ペルシア―碑文と文学 (1974年) 故伊藤先生の代表的著作。ペルシア碑文の訳文が多数。
ゾロアスター教の興亡―サーサーン朝ペルシアからムガル帝国へ 若手研究家青木健氏の通史。批判もあるが、新たな視点を提供しようとする野心的な作品。今後も頑張って欲しいです。
ゾロアスター教史 青木健氏の通史。上記と重ならない部分もある。
アーリア人 (講談社選書メチエ) 青木氏の本。しかし手を広げ過ぎて、専門外の分野では明らかな誤解や知識の欠如がある事を披露してしまった。
マニ教 青木氏がマニ教について奔放に書いた一般書。これも信用できるのか今一つ心配。素人でもおかしいと思う間違いも散見される。でも有用な見解もあったりするので…。
パルティアの歴史 古典だが翻訳されている唯一のアルサケス朝通史。
世界の歴史〈2〉古代オリエント 古い本だが、手軽な河出文庫版オリエント通史である。
世界の歴史4 - オリエント世界の発展 中公文庫版の通史。比較的新しいのでまずはこれからか。
岩波講座 世界歴史〈2〉オリエント世界―7世紀 オリエント世界の外観を知るうえで参考となる論文がいくつかある。
トルキスタン文化史1 (東洋文庫) バルトリドの中央アジア通史。参考になる。
Sasanian Persia: The Rise and Fall of an Empire 比較的新しいサーサーン朝通史
The Age of the Parthians 最新のパルティア史関連の書籍。しかし内容はそれほど先進的ではなく従来の説を踏襲している。論考集であり、通史ではない。
東西交渉とイラン文化 (アジア遊学 137号) 様々な切り口で、イラン文化の影響を論考する論文多数あり。
ペルシア帝国 (「知の再発見」双書) アケメネス朝の遺産を図版多数で紹介する
イランを知るための65章 エリア・スタディーズ 意外と役に立ちます。特に地形とか気候とか。
アイハヌム―加藤九祚一人雑誌 (2003) パルティアに関する記事があります。
考古学が語るシルクロード史 ロシアにおける中央アジア研究の最新報告。日本の研究は全く無視されておりますw
カナート イランの地下水路 イランの経済の基礎にあるカナートの歴史
古代ギリシア史における帝国と都市―ペルシア・アテナイ・スパルタ 古代ギリシャとイランの政治家と都市に関する論考。
ペルシア語が結んだ世界―もうひとつのユーラシア史 ペルシア語を通じて東部イラン・中央アジアにおける文化圏の形成を考察する。
アレクサンドロス変相 ―古代から中世イスラームへ― 文化論、歴史書として非常に参考になる好著。
西洋古典学事典 座右の書となりつつある大著。でかいが便利。
隊商都市パルミラの研究 (東洋史研究叢刊 之 48) パルミラ史の決定版
歴史 上 歴史 中 歴史 下 ヘロドトスの有名な歴史書。アルサケス朝の歴史を考える上でも重要です。
ポリュビオス 歴史〈3) 初期のアルサケス朝の情勢を知るうえで重要なテキスト。
キュロスの教育 クセノポンの著作。理想の君主族をクルシュ2世に仮託して描く。勿論、実在のクルシュ2世とは余り関係ない。
プルタルコス英雄伝〈下〉 全訳が出るまでこれで我慢。
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